更に郵政民営化を勧めてみる(2)

svnseeds ghoti![郵政事業を民営化しても資金の流れは変わらないってば]


8/19のエントリの続きになりますねぇ。
svnseedsさんのお話としては『郵貯の民営化で解決できると言われている事は、(民営化しなくても)全てデフレの脱却で解決できる』と仰られています。逆に言えばこれは『万が一再びデフレが起きれば、また同じ問題が起きる』と、同義だと思うんですよねぇ。郵政民営化を否定する(svnseedsさんは否定はされていませんが)根拠にはならない訳です。


変な例え話になりますが、ダム(郵貯)の水が枯れて、調べてみたら下にはゴミが溜まってる。ダム自体の水漏れも酷い、という事が判った訳ですよねぇ。また水が溜まればゴミは見えなくなりますが、根本的な問題は解決しません。(フローとストックの話ではありませんので悪しからず)
折角だから整備しましょうよ、って話なんですけどねぇ。
勿論上流・下流の河川整備(経済政策)を行わなければ、水の流れは良くなりませんので、これを放置して良い訳はありません。リフレ政策の具体的な内容は、不勉強でよく理解しておりませんが、実効のあるものならどんどんやって下さい。


恐らく『郵政民営化のみが取り上げられる事で、真に実効のある政策議論が蔑ろにされる事』を、問題視していらっしゃるんでしょうけどねぇ。


とはいえ私は、郵貯が自主運用出来る様になったので経済状況が好転すれば資金運用の偏りは解決される、との部分に激しく疑問を感じております。端的にいうと「大丈夫?」と不安に思ってます。逆に国営を堅持した場合の運用ミスによる損失を、財政で補填する必要が出てくる事を危惧しますねぇ。