家族

私の中で最も古い記憶は、家の裏にあった小川で1人で遊んでいるものと、父に殴られるか怒鳴られるかして私の布団に逃げ込んできた母の記憶だ。
私の幼少時代にとって家庭とは、抑圧と恐怖を感じるものでしかなかった。


とっても以前のエントリで「私にとって家族とは、嫌な思いをしても一緒にいられる人なのかもしれない」といった内容を書いた気がする。面倒くさがりの私はわざわざ戻って調べたりしないのだけれど、多分それに近いものだっただろう。でも正直な所、私には『家族』というものが一体全体どういうものなのか、未だによく解らない。学生時代に友人から「家族でカラオケに行ったんだー」なんて話を聞いても、作り話にしか聞こえなかった。素直に「何で?」と聞いたら、友人は物凄く怪訝な顔をしていた。


そんな私に子供が産まれた。
私は「家族」がどういうものだか良く解らないままだし、父というのは碌な人間じゃ無い代表だと、今でもどこかしら感じる。
だからこそ私は「私」のままで、嫁のパートナーとして、娘の保護者として、嫁や娘を楽しませていければ良いなぁ、と思う。それには「家族」だとか「父」だとかいった言葉は必要無いんじゃないかと思う。*1


嫁、そして娘。楽しく暮らして行こうぜ。
多分人生は面白いよ。

*1:別に「使っちゃダメ」なんて言うつもりもないけどね