山口・萩国際大、再生法適用申請へ


http://www.asahi.com/life/update/0620/004.html


何ともはや困った事ですねぇ。
99年に開校して以来ずっと定員割れ。
在学生の半数超が留学生。


99年当時と言えば[IT革命だーっ!]と政府が気勢を
上げてた時期でしたから、『国際情報学部』で行ける
と思ったんでしょうねぇ。
04年度に『ゴルフ文化コース』なんてのを作ってますし、
節操が無いと言うか何と言うか。


日本の高等教育の空洞化が叫ばれて暫く経ちますが、
これといった対策は見つからないままですねぇ。


そりゃそうだ、という気持ちにはなります。
一部の一流大学はそのネームバリューを持って安定した
人材供給元になり、それ以外は「大卒」と言う肩書きを
得る専門学校としてしか機能していませんからねぇ。


大学院で取得する資格を重視する企業も出てきてますが、
一部大手と外資系ばかり。


大学での学問が無駄になってしまっている原因は、学生の
せいなのか?それとも採用側の企業?
私は大学に第一の原因があると思いますねぇ。


大学教授というのは教授であると同時に一人の研究者です。
彼らには彼らの研究があり、そこで認められなければ教授
という地位も揺らいでしまいます。
しかし当人たちが研究者としての側面を重視する余り、授業
そのものが単なる簡易発表会になっているきらいがあります。


勿論大学と言うのは好き好んで学問をする所なのですから、
手取り足取り教え無ければならないとは言いませんが、
経験上狭量な人が多いのは事実ですね。


大学院まで進んでも結局自由な研究は出来ず、教授のお手伝い
に終始する学校の如何に多いことか。


当然卒業生を採用する企業の嗜好が偏っている、学生自身に
目的意識が不足していると行った問題はありますが、
まずは大学が率先して意識改革を行わなければ、これから企業
を担っていく学生たちの意識改革には繋がりませんねぇ。


今回触れてませんが、家庭レベルでの教育理念の不足も
危惧すべき問題ですねぇ。
ドイツみたいな職業訓練校制度を導入した方が良いのか悪いのか。
一度真剣に議論してみても良いと思いますがねぇ。