CGによる映像表現は世界を広げたか


先日地上波で放送されていたスターウォーズ ジェダイの復讐を見ていて
思ったんです。公開当時小学生(だった筈)の私は、この映画のCG合成に
「リアルだ」と、いたく感動した事を覚えています。
しかし、最近のもっと進んだCG技術を見ても感動できないばかりか、
その世界にのめり込む事も出来なくなっているんですよねぇ。
直前に「クローンの攻撃」も放映されましたが、何だかとってもげんなり
しちゃったんですよねぇ。


何と言うか、世界を狭苦しく感じるんですよ。
スターウォーズは元々舞台回し自体が狭苦しい映画ですが、他の映画を
見ていても何だか世界の奥行きを感じませんねぇ。
寧ろ「トロン」なんて映画(古過ぎ?)の方が、どこまでもグリッドが
続いている気がしましたねぇ。
写実的な絵画よりも、印象派の絵画の方が枠外の世界を想像出来ると
いうか。


ゲームに関しても同じ事を感じるんですよねぇ。
PS→PS2の世代から、ディティールにおけるリアリティというのは格段に
進歩しましたが、それがゲームの世界を広げたかと言うととっても疑問。
(アーマードコアはMapそのものが狭くなってるので論外か・・・)


答えなんて全く用意できませんけどねぇ。
何となく、簡略化された表現の方が仮想空間として脳内に構築しやすい
のですかねぇ。
表現が完結している画面は、幾ら立体表現がリアルでもそれ一枚で完結
してしまって、自らをその中に投影しにくいんですよねぇ。


何故?
私の脳がオールドタイプなの?


うーーん。何だか大層なエントリ名ですが、何の事は無い独り言ですねぇ。
以上チラシの裏からお届けしました。