カタルシス

昨日書いているスクールオブロックを見ていて、一つのめり込むシーンがありましたねぇ。
ラストのバンドバトルでのステージです。


実は私も2年前までしがないアングラバンドをやってまして、
ああいった雰囲気には多少馴染みがあります。


子供の頃から何故か打楽器が好きで友人からドラムの基礎を習った事はありましたが、
基本的に私は単なる音楽好きでしかなかったんですけどね。
ひょんな事から知人に誘われてドラムとしてバンドに参加する事になったんですよねぇ。


中・高と音楽の授業なんて真面目に受けてなかったので、当然楽譜は読めません。
CD聞いて、ビデオ見て、での耳コピ一本。
だからライブに出るようになって暫くはオドオドしてばかりでした。
「間違わないだろうか」とか「みっともなく無いだろうか…」とかネガな事ばっかり考えてましたねぇ。
何だかコネみたいな物で、ちっこいライブハウスで外人さんの前座なんてさせてもらった
時は「ここに居ちゃって良いんだろうか・・・」って気分で。


ある夜も同じ気分で演奏していたのですが、ふと気がつくとお客さんが動いてます。
あちゃこちゃで飛び跳ねてる人なんかもいます。
アレ?乗ってる?
その瞬間、何とも言えないあっつい物がぐわーーっと溢れてきましたねぇ。
将に脳汁が出るという感じ。


それからはもう病み付きでしたねぇ。
気がついたら30過ぎてた位ですからねぇ。


スクールオブロックの主人公は、昨日も書いたようにキライです。
あの自己陶酔しきった終盤までの演奏は気分が悪くなります。
でも、最後に聴衆に受け入れられた瞬間のあの表情はとても好きです。


またドラム叩きたいなぁ。