職業訓練教育は職人養成システムとは違うんじゃ、と言ってみる

問いかけ(fromもじれの日々さん)

高校とか大学とかで、生活や将来の仕事に直結しそうなことを教わるというのは、あまり望まないのだろうか?

中等教育を実学に振るべきかどうか(fromさまざまな憂鬱と私さん)

『世の中を渡ってゆくための「足場」や「力」や「武器」や「殻」』は専門的な職業能力よりも,学習能力や論理的思考力,対人関係能力であって,これらは普通過程でも専門課程でも,いろいろなやり方で教えることができるからだ

もじれの日々さんへのブクマコメントを眺めていると、実学教育を「世渡り教育」や「職業訓練」のように受け取っている方が多いようですが、「さまざまな憂鬱と私」さんで提示されている理解というのが一つの答えになるんじゃないですかねぇ。心配しなくてもドイツのような職業訓練校とギムナジウムへの二分化なんて、おいそれと出来る事じゃないでしょ。ゆとり教育よりはずっとマシなアイデアだと思いますけどねぇ。
モラトリアムが長すぎる現在、現実に過剰な期待を抱いたり過剰な厳しさを感じた結果、NEET化する人々が増えている面も否定できませんからねぇ。社会認識を深める一環として実学教育を導入する事は意味があるんじゃないですかねぇ。まぁ、職業訓練以前に社会科教育の弾力化が先な気もしますけどねぇ。